【人生120年時代の羅針盤】旧暦で生きる——宇宙のリズムと共にあるということ
春節に新しいOSをインストールする
今日は春節。太陰太陽暦の新しい年が始まる朝だ。
私は今日から、「旧暦で生きる」ことを決めた。
旧暦で生きるとは何か

旧暦(太陰太陽暦)とは、月の満ち欠けと太陽の動きの両方を基準にした暦である。
月の満ち欠け(約29.5日)で「月」を決め、太陽の動き(二十四節気)で「季節」を合わせる——古代の人々が天体を観察し、何千年もかけて磨き上げた叡智の結晶だ。
では、「旧暦で生きる」とはどういうことか。
それは、月の満ち欠けという自然のリズムに自分の内面を寄せて生きることだ。
新月を「始まり」、満月を「充実」、闇夜を「休息」のタイミングとして、自分の心身のリズムを宇宙と調和させること。
そして、太陽の動き(二十四節気)が教える季節の変化に、自分の人生の歩みを重ねることでもある。
立春には「芽吹き」を、秋分には「収穫」を意識する——そんな生き方だ。
これは単なる「古い暦」の話ではない。現代人が失ってしまった「自然との共鳴」の感覚を取り戻すことでもある。
なぜ旧暦で生きることが素晴らしいのか

① 自分の内側のリズムを取り戻せる
太陽暦(グレゴリオ暦)は、社会のスケジュール、ビジネスの計画——つまり「他者と共有する外側の時間」を生きるための道具だ。
それはそれで必要なものだが、それだけを生きていると、「社会に求められる自分」だけを生きることになりがちだ。締切、予定、目標——すべて外側からやってくる。
一方、旧暦を意識するとき、私たちは「自然のリズムに共鳴する自分」を取り戻す。
月の満ち欠けのように、頑張る時と休む時があり、感情が高まる時と静かに内省する時がある。その「波」を否定せず、むしろ活かして生きる智慧が、旧暦には詰まっている。
② 宇宙の流れに乗れる
マヤ暦の考え方にも通じるが、宇宙のリズムに沿って生きると、自然と物事が流れるように運び始めるという。
無理に流れをコントロールしようとするのではなく、大きな流れに身を任せる——それだけで、人生は驚くほど軽やかになる。
③ 支配の構造から自由になれる
暦や時間の概念がなかった時代、人間は自分のからだの声にもっと忠実だったと言われる。
今の暦(太陽暦)は、国際社会に合わせるために明治政府が導入したものだ。それはそれで必要だが、同時に「管理しやすい社会」を作るためでもあった。
旧暦で生きることは、この世の常識(それは多くの場合、支配者層が都合よく作った世界だ)から一旦距離を置き、宇宙の流れ、自分自身の声を聴いて生きるということでもある。
実際に旧暦で生きてみた人の声
ある方は、約1年間、旧暦で暮らす実践をしたという。
「一般的な世間の時間の流れ(暦)から離れてみたことで、自分の時間の流れ(自分のスピード)にリセットできた。そうすると、自分にとって一番ベストなタイミングがわかりやすくなり、物事の流れに乗りやすくなった」
また別の方は、マヤ暦を通じて宇宙のリズムを意識するようになり、こう語る。
「暦の意識がズレていくだけで、私達の心身はいとも簡単にバランスを崩すことができる。自然のリズムや宇宙のリズムと自分のリズムが完全に調和されたような感覚は、本当に最高の気分だ」
私が旧暦で生きてみて気づいたこと
私はこの1ヶ月、毎日「天意と宇宙のリズム」を配信してきた。
易経、二十四節気、月齢、六十干支——それらは最初、ただの「知識」だった。でも、毎日続けるうちに、あることに気づいた。
暦を意識すると、自分の中に「流れ」が生まれるのだ。
新月の前後は内省したくなる。満月の頃はエネルギーが高まる。立春には新しいことを始めたくなる。
そんな自分の内側のリズムに気づき、それを大切にすることで、無理なく、自然体で日々を過ごせるようになった。
たった1ヶ月。でも確実に、自分は変わった。

OSの入れ替えは、実は難しくない
ここまで読んで、「生き方を変えるのは大変そうだ」と思ったかもしれない。
でも、そうではない。
パソコンを思い浮かべてほしい。
古いOSが動いているパソコンも、ハードディスクをフォーマットして新しいOSを入れれば、まったく別のマシンに生まれ変わる。
人生も同じだ。
「こうあるべき」「これが正しい」「世間ではそういうものだ」——これらは全部、自分の中に組み込まれた「古いOS」の指令に過ぎない。
その古いOSをアンインストールし、新しいOSをインストールする。
それだけで、世界の見え方は180度変わる。
新しいOSに慣れるには、少し時間がかかるかもしれない。操作を覚え、新しい感覚に身体を馴染ませていく必要がある。
また、古いOSで動いていたソフト(古い習慣・考え方)は、新しいOSでは動かないか、フリーズしてしまうこともある。だから、思い切って新しいソフトに乗り換えた方が、人生はサクサク動くようになる。
そして、新しいOSには、それに合ったパーツ(環境・習慣・付き合う人)にバージョンアップすることも大切だ。
旧暦で生きることは、その新しいOSの一つに過ぎない。
大事なのは、「生き方を変えるのは、実はそんなに大変なことじゃない」ということだ。
春節という「インストールの日」

今日、春節。
私は新しいOSをインストールした。
そのOSの名前は、「旧暦で生きる」。
月のリズムを感じ、太陽のエネルギーを受け取り、宇宙の流れに身を任せながら、それでいて自分の足で立つ——そんな生き方だ。
もしあなたも、生きづらさを感じているなら——
一度、自分のOSを見直してみてはどうだろう。
新しいOSに入れ替えたとたん、世界はまったく違う色に見え始める。
その第一歩が、今日、この瞬間かもしれない。
Mission Bridge 代表 直ちゃん
2026年2月17日 春節の朝に

